孫姫をたずねて爺婆の東海道53次珍道中記

=東京の孫娘に会いたくて京都三条大橋からお江戸日本橋まで5年かけて歩いています=

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第6回「土山宿」→「坂下宿」→「関宿」

昨日、東海道五十三次の近江の国の「土山宿」から鈴鹿峠を越えて
伊勢の国の「坂下宿」、「関宿」まで相棒と二人で歩いてきた
その投稿がなければ行方不明になったものと捜索願いを出してほしいと
お願いをしておいたが無事に完歩、生還したので報告したい

朝7時に家を出てJR、バスを乗り継ぎ前回ゴールの土山宿田村神社
着いたのが10時2分、現地までだんだんと遠くなり不便になってきた
今日の道は8年前の平成7年6月に歩いているので迷うことはないはず
心配なのは相棒が上りと下りの続く道を最後まで歩いてくれるかどうか
それだけ、前回より30分おくれていざ出発!

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坂上田村麻呂を祀った田村神社へ旅の安全を祈願するために立ち寄った
(これから挑む難所の鈴鹿峠で山賊や事故に遭わないように)
西の難所といわれてきた鈴鹿峠までは主に国道1号線に沿って行く
延々と続く緩やかな上り道を自転車の若者が喘ぎながら上って行った

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鈴鹿峠のふもとで近江の国(滋賀県)から伊勢の国(三重県)へ入る
坂道を進み昼食場所に決めていた高さ5.4mの巨大な万人講常夜燈の
そばで早目の昼食、予定していた時間で進んでいたのでまずは一安心!

 

ここで京都を目指して東海道を歩いてきたという東京の夫婦に出会った
60歳半ばくらいに見えたが40日もかかって歩いてきたと話していた
今日も何組かの夫婦らしい年配の二人組と出会ったが素敵だなと思った

最近は夫婦でウォーキングを楽しむ人が多いが健康的でほほえましい
歳を重ねていくと夫婦二人で歩けることがどんなにありがたいことか
夫婦の足はひとつ、どっちかの足が止まったら(歩けなくなったら)
二人の足は止まったも同然、このことは後に続く人にとくに伝えたい

鈴鹿峠に入った
相棒が木の根っこにつまずかないようにここばかりは後ろが気になる
頂上の鏡石のある所から下をのぞく、おー高所恐怖症には恐ろしい
いまは峠の中腹まで道路ができて歩く人などいないし交通機関もない
下り(坂下からは上り)に馬の水飲み場が残っている
ここを上る馬にも水分補給が必要なほど険しかったんだろう

実は鈴鹿峠は土山側から歩くと難所という程ではなくて誰でも歩ける
関、坂下側からは急坂を上ることになるが歩きなれた人なら問題ない
その点、東の「箱根峠」は上り、下りともきつかった
鈴鹿とは比較にもならない、順調なら4年後に行くと思うが楽しみだ

峠を下りると渓谷にそって「坂下宿」まで色づいた秋を満喫できた
経過時間は8年前より10分短縮、休憩とか見学時間が違うので
決して足が速くなったというわけではない
坂下宿は江戸時代、参勤交代の大名などが鈴鹿越えする前に宿泊した
宿で東海道でも有数の規模を誇った宿場だったらしい
いまは小さな集落があるのみで当時の面影はあまりない

相棒は疲れもみせず写真を撮っているとどんどん先に行ってしまう
運動とはまったく無縁、無関心、むしろ体力はなく3年前は1年ほど
寝たきり状態だったのでそのまま「寝たきり」になったらどうなる?
と心配というより恐怖心が先だった時のことが信じられない

何歳になっても歩ける!
75と73のラン夫婦がこうして元気に歩いていることを伝えたい
ウォーキングは男女差があまりないスポーツだと思っている
むしろ持続力がある女性は歩くことに向いている

坂下では楽しみにしていた「鈴鹿馬子唄会館」へよった
8年前よった時に東海道を歩く人が記帳していたノートに自分の名前を
書いたので探して相棒にみせたかったがいたずらが多くてやめたそうだ

馬子唄会館前で映画の二十四の瞳のロケに使ったという廃校になった
小学校を背景に写真を撮った
食事した場所とこの会館以外は休憩なしで歩き続けたのだからすごい

坂下宿から関に下っていく道から眺める秋もすばらしかった
最終の西の追分からいよいよ「関宿」に入った
関が初めての相棒はまるで映画のシーンみたいと感嘆していた

午後3時5分、関宿の「地蔵院」前に到着した
8年前とほぼ同時刻着、30分も遅く出発していたのであの時よりも
30分も早く到着したことに驚いた
歩数 約33,000歩 / 距離 21.2km / 時速 4.9km

予定より早く着いて時間に余裕ができたので1時間半後の列車に乗る
ことにして関宿のさわりを相棒に案内した
ぜんざいを食べたりぶらぶらしてJR関から16時48分に乗車して
二度乗換、2時間半かけて戻ってきた
次回は今日のゴール、地蔵院前を出発して「亀山宿」から「庄野宿」
まで今回とほぼ同じ距離を行く

案じていた府知事選の投票にも間に合った
相棒は今朝も早くから洗濯をしていた、ぴんぴんしている
ありがたい!

◎歩きたい、歩かせたいと思われるご両親をお持ちの方がおいでなら
ランさんの「らくらく健康ウォーキング」にお越しいただきたい
もちろん、どなたも結構、セミナーや仕事には投資を惜しまない人も
自分の「健康投資」には無関心な人が多い、余計なお節介だけど
老いてくる親の健康の半分は子供の責任でもあると思っている。

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