孫姫をたずねて爺婆の東海道53次珍道中記

=東京の孫娘に会いたくて京都三条大橋からお江戸日本橋まで5年かけて歩いています=

 

f:id:yhyh1940:20181112180542g:plain

第17回「浜松宿」→「見付宿」

二日目、浜松(宿)から磐田市(見付宿)へ向かいました
ここは9年前の7月に暑さで大苦戦した区間で気合が入りました
水と遭難用も含めて食料もしっかり調達していざ街道へ

朝から雲ひとつない夏空の下で楽しみは天竜川を渡ること
東海道でもっともスケールの大きい川が天竜
車窓からも雄大ですがそばに行くとさらに大きさにびっくりします。

川を渡るとそこは磐田市でここも前回は雨にふられ道に迷い
大変苦労したところですがそれもクリアして予定より早く
ゴールの磐田にたどり着きました。
歩数は約32000歩、二日間で約73000歩、よく歩いた!すごい!

5年かけて2020年のオリンピックの年、80歳の誕生日に
孫姫の待つお江戸日本橋へゴールするのが目標で
ちょうど前半が終わったところ、予定した通りのペースで
歩いています。

早くてもダメ、遅くてもダメ、だんだんと大阪から遠くなります。
相棒がよく頑張っているのに驚きます。
ゴールが早いか命つきるのが早いか、闘いが続きます。

 
2017年6月23日

(ありがとうございます。77歳のひとりごと)

昨日に続き爺婆合計151歳の東海道53次珍道中を
続けています。
空は青空、めちゃくちゃ暑いです。

まもなく東海道で難所中の難所の天竜川が待っています。
昔の旅人はここを命がけで渡りました。
これからいよいよ挑戦です。

そのまえに道端の休憩所でおやつ、水分補給です。
うまく渡れたらサッカーのジュビロ磐田の磐田まで歩きます。

取り敢えず生存していることをお知らせします。
さあ、行くぞ!

画像に含まれている可能性があるもの:6人、、スマイル
画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル、木、屋外
画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル、座ってる、立ってる、室内

f:id:yhyh1940:20181129201800g:plain

 第16回「新居宿」→「浜松宿」

新幹線車中から

新幹線の車中より、新居へ向かっています

いま東海道新幹線、まもなく名古屋です。
二ケ月ぶりに東海道五十三次を歩きます。
自動代替テキストはありません。

この時期、かんかん照りの街道歩きは
合計151歳の爺婆隊には過酷でいのちがけの冒険です。

浜名湖のそばの新居から浜松まで18Kmの珍道中が始まります。
お江戸で待ってる孫姫に早くあいたい!

9年前に歩いた時に作成した29枚のホームベージが道案内です。
あすここに書き込みが無ければ行き倒れしたか追いはぎに遭って

遭難したと思って下さい。
それでは熱中症にやられないように歩いてきます。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

JR新居駅に到着しました

暑い!

今回はこれから浜名湖の西、静岡県湖西市の新居(宿)をスタート
いつもは新幹線から眺める浜名湖の赤い鳥居をみながら
二日間の旅が始まりました。

今回はその新幹線を眺めながら橋を渡って舞阪(宿)へ
舞阪には立派な東海道松並木がまっすぐに続きます。
街道の雰囲気を味わいながら一路、浜松を目指しました。

このコースは9年前の7月にも歩いて暑さにまいったことを
覚えていますので無理のないように休憩と水分補給を忘れず
浜松までの車の往来が激しい1号線に沿って歩きました。

 

日陰らしい日陰もなく相棒の歩きを気にしながら浜松市内へ

6月とはいえ街道は暑さとの闘いになりました
浜松城まで足を延ばして城内を散策したあと浜松駅前のホテルまで

市内も散策してざっと42,000歩あまり
この暑さの中を新居から舞阪、浜松までよく歩きました!

あの暑さの中を秋には後期高齢者になる相棒が歩いたのだから
しんどかっただろうに驚きました。
夜はホテル真正面のうなぎ専門店で祝勝会を開催しました。

爺婆隊の東海道53次は大河ドラマの直虎でわく浜松に入りました
いたるところ直虎で浜松は熱いですね!

今夜は浜松に泊まりますが明朝の体調さえよければ珍道中を続けます
それも相棒次第です

それではこれからウナギ祝勝会に出かけます。

f:id:yhyh1940:20181129201800g:plain

東海道53次を2年歩いて・・・

やっと静岡県浜名湖湖畔まで来ました

ありがとうございます。77歳のひとりごと!

お江戸日本橋で待つ孫に会いたくて
夫婦で東海道53次の京都三条大橋をスタートして
今日でまる二年になった

ウォーキングの経験が浅い相棒がどこまで歩けるやら
合計147歳のコンビで
行かれる所まで行ってみようと冒険に出る心境だった

そして2年たち先日の77歳の誕生日翌日に
とうとう静岡県浜名湖畔の新居に到着した
正直なところよく歩いたと思う

新幹線に乗れば京都→浜松をひかりで1時間20分
それを2年もかけて・・・
時間を無駄にしていると思われるかもしれない

しかし新幹線では得られない尊い時間を得ている
夫婦だけの街道ではじっくりと話しができる
街道の春夏秋冬をすでに二回も味わいながら歩いた

研修でその話を写真付きで披露すると
夢や目標設定に積極的に取り組んでくれる
意外と若い人がすごい!と言って驚いてくれる

言葉で上から言うのは簡単だが
やっている姿をわかりやすく見せるのは難しい
自分もやっているから一緒にやろうと言えば話は早い

人生は一歩踏み出すことで始まり
踏み出せなくなったら終わる
高齢者の人の励ましになればいいと思っている

人それぞれの人生の生き方があるが
ランさんの生き方は一歩一歩のこつこつスタイルだ
これで77まで来たのだからいまさら変えられない

まだ半分以上もある街道を3年かける
はたして日本橋にゴールできるか
途中で挫折したり命尽きるかもしれない

息子夫婦がそんな親をどう見ているか
孫が物心ついた頃に爺婆がいるかどうかもわからない
孫にはこのチャレンジを爺婆からの遺言にしたいと
息子には話してある

その思いを共有して爺婆は珍道中を続ける。

f:id:yhyh1940:20181107192949g:plain

第15回「二川宿」→「白須賀宿」→「新居宿」

誕生日ウォーキング二日目(14日)
前日の42000歩(相棒は48000歩)も歩いたので
朝はゆっくり10時、昨日のゴールJR二川駅を出発しました。
駅前から東海道はまっすぐに東へすすんで行きます。

二川は地域をあげて東海道の町並み保存に取り組んでおり
宿場の名残がかなり残っています。
家々や店にも二川ののれんがかかって花壇が迎えてくれます。

ここの本陣跡には当時の本陣を模して造られた建物や
旅籠屋が再現され内部まで公開されております。
また東海道のことがよくわかる「二川宿本陣資料館」は
東海道にある資料館の中で最も充実していると断言できます。
かっての東海道53次を学ぶにはここの資料館がおすすめです。

資料館の入り口で地元のおばちゃん三人グループとばったり
ラン外交を展開・・・頼む前に写真を撮ってあげるといわれた!
今日はこの後もいろいろな出会いが盛りだくさんありました。

二川宿をすぎて次の白須賀宿まではまったく面白味も楽しみもない
トラックばかりが走る1号線に沿って緩やかな道を延々と歩きます。

今日は疲れ対策で持ち物は豊橋駅のロッカーにあずけてきたので
リュックはひとつ、大きなリュックを背負ったのは相棒のほうで
こちらの腰痛をかばって一日のほとんどを背負ってくれました。

4kmほどすすみ1号線にわかれたところで愛知県から
とうとう静岡県に入りました。あっここは遠江!?
湖西市浜名湖の西にある町です。
浜名湖も近づいてきました。

道端で昼食休憩をして白須賀宿の静かな宿場通りをのんびりと通り抜けると潮見坂に到着、
そこは京都をスタートして始めてみる海、大きな太平洋です。
桜も残っていてすばらしい景色にしばらく休憩しながら、
写真をFBに投稿しました。

歩いてきた白須賀は海岸からかなり高台にあります。
白須賀宿はかってこれから下りていく海岸に近いところにありました。
宝永4年(1704)の大地震による津波で宿場の大半が流出したために
潮見坂上の現在地に宿場ごと移転したそうです。
東北の大震災でも町ごと移転が云々されていますが
ここはそれを実現させたようです。

急こう配の潮見坂をころがるように下りて
今日のゴールの新居宿をめざします。
時間は予定より少し早く進んでいて一安心!

しばらく行くと記憶によく残るなつかしい出会いが待っていました。
人ではなく「自販機」です。
9年前の2008年5月18日にこの場所で
京都をめざしていた男性に撮ってもらった写真の背景に
写っていた自販機がそのままありました。
(同じ場所の写真を下記にのせました)

おまえ、元気でよかったなあ・・・
ランさんのこと、覚えている?
と聞いてみました。

相棒がケラケラ笑っていました・・・・
ここで9年前の自分に再会するとはねえ・・・
これからもお江戸まで何度かそんな出会いが待っているかもしれません。

コースも終盤、リュックを背負った相棒がどんどん先を行きます。
差があいてくるとランニングのランさんに早変わりして走って追いつく
この繰り返しをしていよいよ新居の宿場に入りました。
午後4時、予定通り。

残るは難関の関所が待っています。
東の箱根、西の新居、といわれた新居の関所です。
ここを無事に通過しないと東海道は東へ進めません。
どんな厳しい取り調べが待っているやら・・・

ランさんは前回の通行手形があるのでパスはできると思いますが
相棒は手形をもっていないんです。
当時の関所の二大任務は歴史でも習ったとおり

「入り鉄砲」に
「出女」
とくに女の通行には厳しい取り調べがありました。

ここはランさんの笑顔外交で取り調べも無事にパスして
なんとか通してもらえました。
そしてJR新居駅へゴール、歩数は約26000歩でした。
公式の距離は15.4Km。
二日間のバースディ・ウォーキングはこうして無事に終えて
戻ってくることができました。

ちょうど9年前に歩いた街道を再び歩いて感じたことは
歩力、体力が明らかに落ちていることを実感
それは当たり前のことですが
三者の目で見ると多少は甘いかもしれないが
77+74=151歳でここまで歩けることはすごい!と思います。

これからどこまで歩けますやら正念場が続きます。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、屋外
画像に含まれている可能性があるもの:空、屋外、自然
画像に含まれている可能性があるもの:空、海、自然、屋外
画像に含まれている可能性があるもの:空、木、植物、屋外、自然
自動代替テキストはありません。
+29