孫姫をたずねて爺婆の東海道53次珍道中記

=東京の孫娘に会いたくて京都三条大橋からお江戸日本橋まで5年かけて歩いています=

 

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 第3回「草津宿」→「石部宿」

江戸で待つ孫姫を訪ねて、旧東海道を5年かけて歩き、東京オリンピック
2020年、80歳の誕生日4月13日に、日本橋にゴールしたい!
と決めてその3日(回)目を滋賀県草津宿から石部宿まで歩いた

予報では大津の最高気温が35度になるというので日陰のない旧東海道
歩くのはむちゃ、なによりも「熱中症」が怖い
無理と思えばすぐやめると決めて歩く気になっている相棒のやる気を尊
重?して8時に自宅を出てスタートの草津本陣前には9時半に着いた

本陣前で写真を撮っていたら爺さんが声をかけてきた、おばちゃんもきた
これかに石部まで歩くといったら二人ともびっくりしていた
草津本陣は、国指定史跡で現存する本陣では最大規模で唯一完全な姿を
とどめている、すでに東海道を1度歩いてこの目で確かめている
残されている元禄年間から明治までの大福帳には、浅野内匠頭や徳川慶
喜、吉良上野介、皇女和宮新撰組の宿泊した記録がある

東海道中山道の分岐点から東海道草津川に沿って進むと栗東市に入る
10時なのにすでに暑い、ここからしばらくは旧街道の面影が残っている
有名なところでは田楽の発祥地で、東海道を往来する旅人の休憩所として
江戸幕府から立場茶屋が置かれ、ここで供された食事は地元の食材を
使った菜飯と田楽で独特の風味を有し東海道の名物となったそうだ
三軒の田楽茶屋があったが、いまも立派な建物が残っている

歩道のない暑い道が続く、熱中症が怖いので少しでも日陰(軒先)があれば
休憩、水分補給、この繰り返し、バス停に寄ったら女性が心配して声を
かけてきた
なにしろ計147歳の爺婆がかんかん照りの中を歩いてきたんだから・・
普段、歩いていない人なら今日の暑さ、1000mで音を上げるはず

オランダ人の医師、シーボルトが訪ねてきたことがあるという善性寺を
過ぎるとやがて各家に当時の商売の屋号がきちんと掲示されていてそれを
見ていると当時の街道の光景が浮かんできて楽しい
8年前にたくさん写真を撮っているのに飽きもせず今日も撮りまくった
だから時間がかかるんだ

ただ道路の照り返しで足から上がってくる暑さは堪えた
真夏の直射日光で顔がひりひり痛い、それでも目的地の石部宿には
予定通り12時半についた
旧宿場内をぐるり歩いて食事処をさがしたがコンビニどころか食べ物が
確保できるところがなくてJR石部駅でアイスコーヒーを一杯だけで
大阪まで空腹のまま戻ってきて遅い昼食をした
普段はリュックには食料を入れて歩くが腰痛で最小限のものにしていた
知人のIさんから石部の資料館をすすめられていたが暑さと距離的に遠く
それに空腹でさすがの相棒も行くとはいわなかった

久しぶり8年前に歩いた道を歩きながら距離やスピードは落ちてはいるが
まだまだ歩けると自信になった
ひとりなら日本橋まで行けると思う
この自信は生きていく力、これが最高の強み、財産なんだ

次回はどこまで?と相棒から聞かれた
「石部」から「水口」だと答えたが、もう次を歩く気になっている
あの暑さの中を最後まで自分から休もうとはいわずに歩き続けた
あの歳であれだけ歩けるんだからたいしたもんだ、ほめてやりたい
早朝ウォーキングを続けていることが歩ける足をつくっているんだろう
足年齢は、実年齢より若い!

今日の歩数 約20200歩  約14.1km 

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