孫姫をたずねて爺婆の東海道53次珍道中記

=東京の孫娘に会いたくて京都三条大橋からお江戸日本橋まで5年かけて歩いています=

第20回「金谷宿」→「島田宿」→「藤枝宿」

日曜、月曜日の二日間、5年シリーズの夫婦イベントにしている
「孫姫たずねて爺婆の東海道53次珍道中」に行ってきました

予報で覚悟はしていましたが吹きさらしの東海道は寒すぎて
腰痛持ちには厳しくこれまでで一番しんどい二日間でした
それでもやっぱり歩くのは孫の笑顔を見たいからなんでしょう

5年計画で京都を出てから2年半、ほぼ予定通り進んできて
今回が20~21回目、今年はこれが最終回になりました
腰痛を思うと来春に延期を考えましたが決行してしまいました

前回の静岡県金谷宿(島田市)から島田宿(島田市)、藤枝宿(藤枝市)へ
二日目が藤枝宿(藤枝市)から岡部宿(藤枝市)、丸子宿(静岡市)まで
9年前の11月15~16日に歩いた時とまったく同じです

持ち物は最低限にして大半はゴールの藤枝駅のロッカーに預けて
リュックを一つに金谷駅をスタート、富士山がはっきり見ます
9年前は11月15日、初めて富士山が見えたのも金谷駅でした

金谷の宿場跡からSL人気でにぎわう大井川鉄道へ寄り道をして
富士山が隠れたら大変と大井川へ急ぎました
写真ではぼんやりしていますがきれいに見えました、サイコー!

“箱根八里は馬でも越せるが越すに越されぬ大井川”とうたわれた
かって街道一の暴れ川といわれて大井川の流れも穏やかです
島田側にある川会所には当時の遺跡の建物があります

大井川を渡るには川札(切符のようなもので人足を一人雇うために
札一枚が必要だった)を川会所で川越人足に手渡してから
人の肩や連台に乗って渡ったそうです

天竜川もそうでしたがなぜ橋をかけなかったのかという疑問・・
幕府が万一の時に西から攻め込まれるのを防止するためにも
川止めを一定の備えとしたのではないかと推測します

島田を過ぎてコース外になるが「蓬莱橋」へ寄った
ギネス認定の世界一長い木造歩道橋897.4mからの眺めが
9年前に訪れたとき素晴らしかったので相棒に見せたかったのですが
まっすぐに立っておられない強風、それも冷たくて
橋の半分行くのがやっとで写真どころではありませんでした
富士山にも雲がかかっていましたがそれでも相棒は喜んでいました

この辺りまできて腰痛が激しくてランさんの足が進まないのをみた
相棒がリュックを変わって背負ってくれることになりました
休憩を繰り返しながらやっと16時半に藤枝市青木交差点にゴール

9年前にとまったなつかしいレンガ色のホテルで仮眠休憩して
第二部は相棒の75歳の誕生日祝い兼後期高齢者入りを記念して
藤枝駅前の海鮮料理店でおいしい魚料理を堪能しました

合計152歳のニュー爺婆隊の東海道デビュー戦は
なんとか相棒に助けられてスタートしました
あすのことはあすの朝の状態を見て判断することにします。

まだ、行くつもり、懲りないね。